スバル パフォーマンスB STI コンセプト——市販化の可能性と最新情報

2026.06.10 — NEW MODEL REPORT

スバルパフォーマンスB STI
水平対向×6MT×5ドア
市販化の現在地

2025年10月のジャパンモビリティショーで世界初公開され、SNSを席巻した「Performance-B STI concept」。あれから半年——市販化はどこまで現実に近づいたのか。確定情報と予測を整理する。

2025年10月29日、ジャパンモビリティショー2025のプレスデーでスバルが世界初公開した「Performance-B STI concept(パフォーマンスB STIコンセプト)」は、EV化が進む自動車業界において「内燃機関で純粋な走りの愉しさを追求する」という逆張りのメッセージで会場最大級の注目を集めた。あの熱狂から半年、市販化の可能性はどこまで高まったのか。現時点で確認できる情報を整理した。
確定 スバル公式・信頼できるメディアが報じた事実  予測 専門メディアによる予測・未確定情報

パフォーマンスB STIコンセプトとは何か

スバルがジャパンモビリティショー2025(2025年10月29日〜11月9日、東京ビッグサイト)で世界初公開したコンセプトカーだ。正式名称は「Performance-B STI concept」。確定情報

コンセプトの核心は一言でいうと「手の届く価格で乗れる本格スポーツハッチバック」だ。スバル社内から「運転の楽しいスポーティなモデルは、どれも価格が高すぎないか」という声が上がり、開発の方向性が決まったとされる。予測・報道

「EV化の波の中で、あえて内燃機関で勝負する」:
スバルはジャパンモビリティショー2025でパフォーマンスB(内燃機関ターボ)とパフォーマンスE(BEV)という2方向のコンセプトを同時公開した。EVシフトが叫ばれる中、ICE(内燃機関)のスポーツモデルを主役の1台として公開したことは明確なメッセージだ。スバル取締役専務執行役員CTOの藤貫哲郎氏は「これを出せる会社でありたい」と述べた。確定情報

判明しているスペック・特徴

公開された情報から、以下の要素が確認されている。

// ボディ形式 確定
5ドアハッチバック
ベースはクロストレック/インプレッサのボディ
// エンジン 確定
水平対向ターボ
低重心・高出力。ボンネットに「Proud of BOXER」の文字
// トランスミッション 確定
6速MT搭載想定
会場でMTのシフトノブを確認。6速MTを搭載することが想定されている
// 駆動方式 確定
AWD(4WD)
前後オーバーフェンダーがAWDであることを強調
// 発売時期 予測
2026年10月頃
MOTAの予測。スバル公式は未発表
// 予想価格 予測
360〜390万円
レヴォーグ1.8Lターボと同程度との予測。スバル公式は未発表
項目内容情報の確度
ボディ形式5ドアハッチバック確定 公式発表
ボディベースクロストレック/インプレッサ確定 公式発表
エンジン水平対向ターボ(高出力)確定 公式発表
トランスミッション6速MT(搭載想定)確定 公式発表
駆動方式AWD確定 公式発表
エンジン排気量・出力未発表
市販化決定未確定(CTO「推していく」)未確定
発売時期2026年10月頃(予測)外部予測
価格360〜390万円(予測)外部予測
車名未定(「スポーツハッチバック」)
WRXとの関係後継ではない(根本が異なる)確定 公式コメント

外観のポイント

ボンネットには大型のエアインテークが設けられ、「Proud of BOXER」の文字が刻まれている。前後オーバーフェンダーはAWDであることとスタンスの良さを強調する設計だ。空力パーツはスーパー耐久レースでの知見が活かされており、リアスポイラー・リアアンダーカウルに特徴がある。市販版はコンセプトよりシンプルになるとされているが、基本的なスタンスとプロポーションは踏襲されると見られている。確定情報

CTOの発言——市販化への本気度

藤貫哲郎CTO(取締役専務執行役員)の発言

「これを出せる会社でありたい。時間がかかるかもしれませんが、何とか世に出すべく推していきます

また「既にレースで実験を繰り返していることを踏まえると、このままとは言わないまでも市販化の可能性はかなり高そう」との評価もある。スーパー耐久シリーズ2026で「ハイパフォーマンスXバージョンII」として実車が公開・実戦参加しており、開発が着実に進んでいることがうかがえる。確定情報

重要なのは「市販化を確約した」わけではないという点だ。CTOが「推していく」と述べているのは、開発の方向性として市販化を目指しているという意志表明であり、最終的な経営判断・市場の反応・コスト面での折り合いなどが揃わなければ正式決定には至らない。

スバルの「ユーザーの声が鍵を握る」という姿勢:
スバルはこのコンセプトについて「もし市販化できたら、ユーザーやサードパーティと一緒に育てていきたい」と述べている。SNSや販売店へのフィードバック、「欲しい」という声の大きさが市販化の決定に影響するという、珍しいほど率直なスタンスだ。逆に言えば、今が「声を届けるタイミング」でもある。確定情報

SNSの反応——「インプレッサSTI復活」への熱望

ジャパンモビリティショー2025でのパフォーマンスB STIコンセプト公開後、SNSでは以下のようなコメントが相次いだ。確定情報

「GRカローラのライバルとなりそう」
「市販までたどり着いて欲しい」
「往年のインプレッサWRX STIを彷彿とさせる」「インプレッサSTIの再来」
「JMS2025で1、2を争う会場の注目度だった」(AUTOCAR JAPAN)

特に「インプレッサWRX STI」の復活を待ち望んでいたファン層からの反応が大きかった。現行WRX S4(セダン)はAT専用で純粋なスポーツハッチバックの選択肢がない中、「5ドアハッチ×水平対向ターボ×6速MT」という組み合わせへの需要が潜在的に大きかったことを、この反応が示している。

GRカローラとの比較——ライバルになり得るか

SNS上でも言及が多かった「GRカローラとのライバル関係」について整理する。

項目パフォーマンスB STI(予測)トヨタ GRカローラ(現行)
ボディ形式5ドアハッチバック5ドアハッチバック
エンジン水平対向ターボ(詳細未発表)直列3気筒1.6Lターボ
最高出力未発表304ps
トランスミッション6速MT(搭載想定)8速AT / 6速MT
駆動方式AWDAWD(GR-FOUR)
予想価格360〜390万円(予測)568万円〜
市販化状況未確定(推進中)販売中

※パフォーマンスB STIの情報はスバル公式発表・外部メディア予測を組み合わせています。未発表の数値は参考値です。

価格帯での差別化が最大のポイント:
GRカローラが550万円超であるのに対し、パフォーマンスB STIの予想価格は360〜390万円。この約150〜190万円の差は「GRカローラは欲しいが予算が足りない」という層にとって大きな意味を持つ。ただしエンジン・出力・専用開発の度合いでGRカローラが上回る部分がある可能性は高く、「安いライバル」ではなく「別の切り口のスポーツハッチ」と捉えた方が正確かもしれない。予測・分析

市販化への課題と現在地

確実な進展——レースでの実証

2026年3月のスーパー耐久シリーズ公式テストで、「ハイパフォーマンスXバージョンII」として実車がコースを走行した。ホワイトボディから製作された新型マシンは高い剛性と軽量化を実現しているとされ、コンセプトの市販化に向けた技術的な実証が着実に進んでいることが確認できる。確定情報

WRXとの棲み分け問題

スバルは「パフォーマンスBがWRXの後継ではない。根本が異なる」と明確にコメントしている。現行WRX S4は完成された「足し算」のクルマであるのに対し、パフォーマンスBは「ベースを提案する方向」だとしている。市販化されれば現行WRXと並行して販売されることになるが、価格帯・グレード構成・ターゲット層の整理が必要になる。確定情報

車名・正式スペックはまだ未発表

「スバル スポーツハッチバック(車名未定)」という表現がメディアで使われているように、正式な車名はまだ決まっていない。エンジンの排気量・最高出力・最大トルク・車両重量・燃費といった基本スペックも未公表の状態だ。確定情報

現時点で「確定していないこと」の整理:
・市販化の正式決定(CTOは「推していく」と発言、確定ではない)
・車名
・発売時期(「2026年10月頃」は外部メディアの予測)
・価格(「360〜390万円」は外部メディアの予測)
・エンジン排気量・出力・トルク
・グレード構成・オプション内容

スバル・スポーツモデルの中古を探すなら

パフォーマンスB STIの発売を待ちながら、現行WRX S4・レヴォーグ STIスポーツRの中古も選択肢になります。
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