新型ランドクルーザーFJ|2026年5月発売・価格・スペック完全まとめ

2026.05 — NEW MODEL

新型 ランドクルーザー“FJ”
何が変わって、何が残ったのか。

2026年5月14日、ランクルに待望の新モデルが加わった。「ランクルミニ」と呼ばれるこのクルマ、FJクルーザーの後継なのか、それとも全く別物なのか。

旧FJクルーザーが生産終了したのが2017年。約9年ぶりに「FJ」の名前を持つランドクルーザーが帰ってきた。ただしこれは旧FJクルーザーの復活ではなく、ランドクルーザーシリーズにまったく新しいエントリーモデルとして追加された新型車だ。名前の「FJ」はFreedom(自由)&Joy(楽しさ)に由来する。

とうとう明日、2026年5月14日 日本発売か

2025年10月21日にトヨタが世界初公開し、同年のジャパンモビリティショー2025で実車が披露された。タイのバンポー工場で2026年1月26日に生産を開始し、タイ市場では3月21日に先行発売。日本では5月14日の発売が予定されている。

// 日本発売日
2026年5月14日
トヨタ公式は「2026年年央頃」。5月14日が有力
// 予想価格
380〜420万円
ランクルシリーズ最安のエントリーモデル。1グレード設定
// エンジン
2.7L 直4
163ps / 246Nm。レギュラーガソリン仕様の2TR-FE型
// 駆動方式
パートタイム4WD
6速AT。ランクル70同等のホイールアーティキュレーション

スペック詳細

項目スペック
全長4,575mm
全幅1,855mm
全高1,960mm
ホイールベース2,580mm(ランクル250比 −270mm)
最小回転半径5.5m
エンジン2TR-FE型 2.7L 直列4気筒ガソリン
最高出力163ps
最大トルク246Nm
トランスミッション6速AT
駆動方式パートタイム4WD
プラットフォームIMVシリーズ(ハイラックスチャンプ系)
フレーム構造ラダーフレーム
生産国タイ(バンポー工場)
予想燃費10〜13km/L前後
想定価格380〜420万円(1グレード)

デザインのコンセプト——FJ40の系譜

外観は「FJ40型ランドクルーザー」をモチーフにしており、旧FJクルーザーのデザインDNAを受け継ぎながら2021年公開のコンセプトモデル「コンパクトクルーザーEV」の要素を現代的に落とし込んでいる。

外装の特徴

フロントは力強いフェンダーにつながる押し出し感の強いバンパーを採用。ヘッドライトは丸目タイプとスクエアタイプの2仕様がジャパンモビリティショーに展示された。リアは水平なルーフと垂直なバックドアによるスクエアなシルエットで、広い室内空間と積載性を確保している。

特筆すべきはフロント・リアのコーナーバンパーが取り外し可能な分割タイプになっている点だ。オフロードで傷ついても該当部分だけ交換できる、道具としての合理的な設計になっている。

走破性能

IMVシリーズのプラットフォームをベースにしながら、地上高とアプローチアングルを確保。ランクル70と同等のホイールアーティキュレーション(タイヤの浮きづらさ)を持ち、「ランクルらしい悪路走破性」を小さなボディで実現している。ホイールベースをランクル250より270mm短縮したことで、最小回転半径5.5mの機動性も確保した。

旧FJクルーザーとの違い

これは「旧FJクルーザーの後継車」ではない。
旧FJクルーザー(2006〜2022年)は独立したモデルだったが、新型ランドクルーザーFJはランドクルーザー300・250・70と同じ「ランドクルーザーシリーズ」のファミリーとして正式に位置づけられている。名前の意味も変わっており、旧FJの「FJ」はエンジン型式(F型エンジン、Jはジープ系4WDの意味)だったが、新型FJの「FJ」はFreedom&Joyに由来する。
比較項目 旧FJクルーザー 新型ランドクルーザーFJ
発売年 2006年(日本:2010年) 2026年5月
シリーズ上の位置 独立モデル ランドクルーザーシリーズ
エンジン 4.0L V6(270ps) 2.7L 直4(163ps)
フレーム ラダーフレーム ラダーフレーム
全長 4,670mm 4,575mm(やや短い)
価格帯 350〜400万円前後 380〜420万円(予想)
生産終了 2022年(世界) 2026年〜生産中

競合と比較すると

価格帯・ボディサイズ・本格4WD性能という軸で見ると、競合はジープ・ラングラー、フォード・ブロンコ、そしてスズキ・ジムニーのビッグサイズ版(ジムニーノマド)あたりになる。

モデル ランクルFJ ジープ ラングラー ジムニーノマド
価格 380〜420万円(予想) 640万円〜 265〜292万円(発売済み)
フレーム ラダー ラダー ラダー
排気量 2.7L 直4 2.0L ターボ 1.5L 直4
最小回転半径 5.5m 6.2m前後 5.7m
ドア数 5ドア 2〜4ドア 5ドア
発売状況 2026年5月14日〜 発売中 発売中(受注停止・抽選あり)

ジムニーノマドはすでに2025年4月に発売済みで、発売直後に5万台の受注が殺到し即受注停止。2026年1月に仕様変更モデルが抽選で受注再開し、7月1日に2026年モデルが発売予定となっている。ランクルFJと同様、こちらも「買えるかどうか」から始まる激戦モデルだ。ランクルFJとの棲み分けは価格(約100万円差)・排気量・ランクルブランドの重厚感あたりになる。

購入前に知っておくべきこと

納期・抽選リスクに注意:ランクルシリーズはどのモデルも発売直後に注文が殺到し、早期に受注停止・抽選販売となるケースが多い。ランクル250は発売直後に受注停止、ランクル70再販時も抽選が必要だった。ランクルFJも同様のリスクは高く、購入希望者は今すぐディーラーに問い合わせてリストに名前を入れておくことを強くすすめる。

エンジンについて正直に言うと

搭載される2TR-FE型エンジン(2.7L 直4・163ps)は信頼性が高い枯れたユニットだが、燃費は10〜13km/L前後と現代の基準では高いとは言えない。ランクル250でも同エンジンが搭載されており、実績は十分だが、ハイブリッド設定を期待していた人には物足りないかもしれない。日常使いのランニングコストは念頭に置いておく必要がある。

「ランクル300・250が大きすぎる」人向けの答え

ランクル300は全長4,950mm、ランクル250は4,925mm。どちらも立体駐車場には入らないサイズだ。ランクルFJは全長4,575mmで、最小回転半径も5.5mとコンパクト。「ランクルに憧れはあるが、日常での取り回しを考えると躊躇していた」というユーザーにとって、これが待ち望んでいた一台になる可能性は高い。

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