エルグランドとノートの自動車税が同じ!? 税金のカラクリ

2026 — 税金・維持費

エルグランドとノートの税金が同じ!?
知らなきゃ損するクルマの税金カラクリ

「小さいエンジン=弱い車」はもう古い。最新のダウンサイジング技術が生み出す、合法的な節税のカラクリをAUTOMATCHが徹底解説。

SNSで話題の「次期エルグランドの自動車税がノートと同じになるらしい」——この話、決してズルではありません。日本の税制と最新テクノロジーが生み出した”合法的なバグ”です。知っている人だけが得をする、クルマの税金の最新事情を分かりやすく解説します。

日本の自動車税は「排気量だけ」で決まる

日本の自動車税(毎年5月に支払う税金)は、車の重さでも大きさでもなく、エンジンの排気量だけで税額が決まります。これが今回の”逆転現象”のカラクリの核心です。

日産のe-POWERは、エンジンを「タイヤを回すため」ではなく「発電するためだけ」に使う独自システムです。重い車体を動かすのはモーターの仕事なので、発電用エンジンさえ小さければ税金は安く済みます。

📊 自動車税の排気量別早見表(2026年現在)

排気量 年税額(新車登録〜12年) 13年超の年税額 代表的な車種
1.0L以下 25,000円 33,900円 ヤリス、アルト、N-BOX等
1.0L超〜1.5L以下 30,500円 39,600円 ノート、フィット、ステップワゴン、新型エルグランド(予想)
1.5L超〜2.0L以下 36,000円 45,400円 プリウス(1.8L)、マツダ3等
2.0L超〜2.5L以下 43,500円 51,700円 アルファード(2.4Lターボ)、RAV4等
2.5L超〜3.0L以下 50,000円 58,600円 クラウン(2.5L HEV)等
3.0L超〜3.5L以下 57,000円 66,700円 旧型エルグランド(3.5L)、旧型アルファード等
4.0L超〜4.5L以下 66,500円 87,900円 GクラスV8、レンジローバー等
5.0L超〜6.0L以下 88,000円 101,200円 ランボルギーニ ウラカン等
6.0L超 111,000円 127,600円 ベントレー、ロールスロイス等
⚠️ 13年超で税金が約15%アップ!
初年度登録から13年を超えると自動車税が約15%増額されます(ガソリン車・ディーゼル車が対象。電気自動車・燃料電池車は対象外)。しかも2019年9月以前の「高い旧税率」をベースに計算されるため、負担は想像以上に膨らみます。たとえば旧型エルグランド(3.5L)を13年超まで乗ると、年間税額は57,000円 → 66,700円に跳ね上がります。

国産車の「新旧比較」——同じ車種でこれだけ違う

NISSAN
エルグランド
新型(予想)vs 旧型
旧型(3.5L V6)57,000円/年
13年超の旧型66,700円/年
新型(1.5L e-POWER予想)30,500円/年
差額 最大 36,200円/年
TOYOTA
アルファード
新型 vs 旧型
旧型(3.5L V6)57,000円/年
13年超の旧型66,700円/年
現行(2.4Lターボ)43,500円/年
差額 最大 23,200円/年
HONDA
ステップワゴン
フィットと同じ税額
エンジン排気量1.5Lターボ
年間自動車税30,500円/年
フィット(1.5L)と比較完全に同額
大型ミニバン ≒ コンパクトカー
NISSAN
ノート e-POWER
エルグランドと同じ税額(予想)
発電用エンジン1.2L
年間自動車税30,500円/年
全長4,045mm
コンパクトカーの税額

ハイブリッドは「自動車税+重量税」でダブルに安くなる

ハイブリッド車の節税効果は自動車税だけではありません。車検のたびに支払う「自動車重量税」も、エコカー減税の対象になります。

エコカー減税の具体例(車検時の重量税):
通常のガソリン車(2t):年換算 約16,400円 → ハイブリッド車(免税):0円。車検2回分で約33,000円の差になります。さらに13年超のガソリン車は重量税も約15%割増になるため、旧型の大排気量車から最新ハイブリッドに乗り換えると、自動車税+重量税の合計で年間4〜6万円節約できるケースも珍しくありません。

輸入車でも「小排気量革命」が起きている

「ダウンサイジング」は国産車だけのトレンドではありません。ヨーロッパのプレミアムブランドでも、かつての大排気量エンジンを小さなターボエンジンに置き換える動きが主流です。日本での自動車税にもその恩恵が出ています。

かつて「400ps超の性能を手に入れたい」と思ったら、必然的に5〜6L以上の大排気量エンジンが必要でした。しかし現在は2.0Lターボで400psを超える時代。排気量が小さくなった分、税金も劇的に安くなっています。

🇩🇪
Mercedes-AMG
A45 S AMG
2.0Lターボ → 421ps(市販車世界最強の2.0L)
自動車税:36,000円/年(2.0L枠)

昔、同じ400ps超を出すには?
→ V8 5.5L以上が必要 → 税額 88,000円〜/年
現行A45との差:約52,000円/年の節税
🇩🇪
Mercedes-AMG
C63 S(旧型)vs C43(現行)
旧型C63:6.2L V8 → 現行C43:2.0Lターボ PHEV
旧型C63(6.2L・13年超):127,600円/年
現行C43(2.0L):36,000円/年
差額:約91,600円/年 → 10年で約91.6万円の差
🇩🇪
Porsche
718 ケイマン(2.0Lターボ)
2.0Lターボ → 300ps
自動車税:36,000円/年(2.0L枠)

昔、300psを出すには?
→ 初代ケイマンS(3.4L)以上が必要 → 57,000円〜/年
差額:約21,000円/年の節税
🇩🇪
BMW
M3(現行)vs 旧型M3
旧型E92 M3:4.0L V8 → 現行G80 M3:3.0Lターボ
旧型M3(4.0L・13年超):76,400円/年
現行M3(3.0L):50,000円/年
差額:約26,400円/年 / 現行の方が高出力
🇫🇷
Renault
メガーヌ RS
1.8Lターボ → 300ps
自動車税:36,000円/年(2.0L枠)

300psのホットハッチが2.0L以下の税枠に収まる。
同等パワーの旧世代スポーツカーより税金が安い
🇮🇹
ABARTH
595 コンペティツィオーネ
1.4Lターボ → 180ps
自動車税:30,500円/年(1.5L以下枠)

イタリアン・スポーツが国産コンパクトカーと
まったく同じ税額。維持費の心理的ハードルが低い
まとめると——「同じ性能なら排気量の小さい現行モデルの方が税金が安い」
旧型の大排気量エンジンで出していた性能を、現行の小排気量ターボが上回るケースが続出しています。性能は上がって、税金は下がる。旧型の大排気量車に乗り続けることが、必ずしも「お得」ではない時代になりました。

維持費が浮いた分で、ワンランク上の1台に手が届く

「大きな車・輸入車は維持費が高い」という時代は終わりつつあります。最新のダウンサイジングターボ・ハイブリッド技術のおかげで、かつて大排気量でないと出せなかった性能を、小排気量で実現できるようになりました。

// 国産車まとめ
旧型エルグランド(3.5L・13年超)から新型e-POWERに乗り換えると最大年間36,200円の節税。10年で約362,000円浮く計算です。
// 輸入車まとめ
旧型AMG(6.2L・13年超)から現行2.0Lターボモデルへの乗り換えで最大年間91,600円の節税。同じブランドでもこれだけ変わります。

税金とガソリン代・燃費の差も合わせれば、月々の維持費でワンランク上のローンが組めるケースも珍しくありません。「今乗っている車の排気量は何リットルか?」「新型に変えたら税金はいくら変わるか?」——そんな視点でクルマを選ぶと、選択肢が一気に広がります。

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