新型ES&TZ——
レクサスが本気を見せた
セダンの再定義と、ブランド初の3列BEV。2026年、レクサスが2枚のカードを同時に切った。サイズ・スペック・ライバル比較まで徹底解説。
ES、ひと回り大きくなって帰ってきた
2025年4月の上海モーターショーで世界初公開された8代目ES。日本での発売は2026年春頃が予定されており、パワートレーンはHEV(ES300h・ES350h)とBEV(ES350e・ES500e)の4種類が用意されるという、レクサスの次世代電動車戦略の先陣を切るモデルだ。
ボディサイズは全長5140×全幅1920×全高1555〜1560mm、ホイールベースは2950mmとなり、従来モデルとの比較では全長が165mm、全幅が55mm、全高が110〜115mm、ホイールベースが80mm、それぞれ拡大された。フラッグシップのLSに迫るサイズ感で、存在感は別次元だ。
新世代スピンドルボディ × ツインLシグネチャーランプ
エクステリアはスピンドルグリルを発展させた「スピンドルボディ」を採用。フロントには内向きブーメラン型のLEDデイタイムランニングライトと外向きターンシグナルを組み合わせた「ツインLシグネチャーランプ」が採用されており、リアには発光する「LEXUS」ロゴと一体化した「リヤLシグネチャーランプ」が配される。後ろ姿からでも一目でレクサスと分かる強度だ。
全席が「リビングルーム」になるインテリア
「Sensory Concierge(センサリーコンシェルジュ)」はイルミネーション、音楽、マルチメディア動画、空調、シートのエアブラダーによるリラクゼーション機能が連動して乗員の気持ちに寄り添う。「パフォーミングアーツ」をコンセプトに、すべての乗員に自宅のリビングルームのようにくつろげる空間を提供する。
新型ESスペック詳細
| グレード | スペック |
|---|---|
| ES350h(HEV・日本仕様) | 2.5L直4 + モーター / システム出力 247ps / 0-100km/h 7.8〜8.0秒 / FF or AWD |
| ES350e(BEV・FF) | モーター出力 224ps / 航続距離 約685km / 0-100km/h 8.9秒 |
| ES500e(BEV・AWD) | モーター出力 342ps / 航続距離 約610km / 0-100km/h 5.9秒 / DIRECT4 |
| 急速充電(ES350e/500e) | 150kW対応 / 10〜80%まで約30分(25℃環境) |
| ボディサイズ | 全長5140 × 全幅1920 × 全高1555〜1560mm / WB 2950mm |
| 日本発売 | 2026年春(発売済み) |
| 予想価格 | HEVモデル 640万円〜 / BEVモデル 840万〜1000万円超(予想) |
ライバルとのサイズ・スペック比較
新型ESはメルセデス・ベンツ EQEセダン、BMW i5、アウディ A6 e-tronと直接バトルする。「ES350e」が840万円〜、「ES500e」が1000万円を超えてくる可能性もあるが、ライバルとなるEQEやi5と比較すると若干安めとなり、世界での競争力は高いと見られる。
| 比較項目 | 新型 LEXUS ES500e | メルセデス EQE 500 | BMW i5 M60 |
|---|---|---|---|
| 全長 | 5140mm | 4946mm | 4976mm |
| 全幅 | 1920mm | 1906mm | 1900mm |
| WB | 2950mm | 3120mm | 2995mm |
| システム出力 | 342ps | 408ps | 601ps |
| 0-100km/h | 5.9秒 | 4.3秒 | 3.8秒 |
| 航続距離 | 約610km | 約660km | 約520km |
| 日本価格(目安) | 1000万円超(予想) | 約1300万円〜 | 約1400万円〜 |
ついに来た。レクサス初の3列BEV
2026年5月7日、トヨタテクニカルセンター下山にて世界初公開されたレクサスTZ。ブランド初となる3列シート完全電気自動車(BEV)SUVで、コンセプトは「Driving Lounge」、テーマは「DISCOVER LIMITLESS」だ。
空力×マッスル。野暮ったさゼロのフォルム
大柄な3列シートSUVでありながら、野暮ったさはまったくない。フロントからリアに流れる空力ラインはレクサスSUVでトップレベルの性能を持つと言われており、クローズドグリルとシャープなLEDデイライトが「未来の高級車」のオーラを全開にしている。
EVなのにV10サウンドが楽しめる
最大の注目点はここだ。仮想的にシフトチェンジを楽しめる「Mモード(仮想ギアシフトシステム)」に加え、V10エンジン風のサウンドやフィーリングまで体験できるという情報が飛び交っている。完全な電動車でありながら、車好きの感性を裏切らない走りを目指した姿勢は評価したい。
四国産竹材「Forged Bamboo」のインテリア
内装オーナメントには四国の竹材を用いた「Forged Bamboo」を採用。サステナブルでありながら、和の高級感も忘れていない。2列目も3列目も「走る極上ラウンジ」と表現するにふさわしい空間に仕上がっている。
新型TZ 判明スペック一覧
| 項目 | 詳細(現時点の情報) |
|---|---|
| モデル名 | LEXUS TZ(TZ550e / TZ450e などが有力) |
| ボディタイプ | 3列シート フルサイズSUV(バッテリーEV) |
| 日本発売予定 | 2026年冬頃 |
| コンセプト | Driving Lounge / DISCOVER LIMITLESS |
| 注目装備 | 仮想ギアシフト(Mモード)/ V10風サウンド体験 / Forged Bambooインテリア |
| 価格帯 | 未発表(超プレミアム想定) |
TZとアルファード・ライバルの車格比較
TZが狙うのは「アルファードを超えるラグジュアリー」の座だ。トヨタ・アルファード Executive Lounge、メルセデスEQBとの車格比較を整理した。
| 比較項目 | LEXUS TZ(予想) | アルファード Executive L | メルセデス EQB 350 |
|---|---|---|---|
| 列数 | 3列 | 3列 | 3列(オプション) |
| 駆動 | BEV(AWD) | HEV / PHEV | BEV(AWD) |
| 全長(目安) | 5100mm前後(未発表) | 4995mm | 4684mm |
| 想定出力 | 400ps超(予想) | PHEV:306ps | 292ps |
| 最大の強み | EVサウンド体験 / 極上ラウンジ空間 | 国内最高峰の乗り心地と信頼性 | EV航続距離と星の数ほどのブランド力 |
| 日本価格(目安) | 未発表(1500万円超の可能性) | 約900万〜1000万円 | 約900万円〜 |
レクサスの「本気」が、2026年に結実する
どちらのモデルも、「ただ電動化しただけ」ではない。乗る人間の感性に寄り添い、「体験」で勝負するレクサスの覚悟が伝わってくる2台だ。冬の正式発表まで、続報から目が離せない。
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